ご挨拶

Greeting

Greeting ご挨拶

厳しい冬の日に、
温かなまなざしを受け ―。

創業150年。古後老舗にも、
暖かな春の日、厳しい冬の日がありました。

たとえば、店舗が戦災で丸焼けになったとき。
「大分の土産を絶やすな」と
立ち上がってくださった時の大分市長や
商工会議所にバックアップいただき、復興。

原料の柚子が不足するというピンチも、
院内町農協や大分市農協に
柚子を増産していただき、乗り切ることができました。

院内町はそのまま「柚子づくり日本一」を
実現したというエピソードもあります。

現在の掛紙や栞は、大分が生んだ
日本画家の大御所・福田平八郎画伯の柚子の絵を、
彫刻界の第一人者・朝倉文夫先生が
「大分銘菓 雪月花」の題字を
かいてくださったものです。

又、菓子箱のラベルは、
初代精策と親交のあった、
当時の大分萬壽寺足利紫山老師の
98歳時の書によるものです。

地元の方々に支えられてきた年月。
私どもにとって、何より励ましであり、
大いなる戒めでもあります。

皆様のこころに恥じないものを…。
そのこころで、柚子を練り続けているのです。